インドでバックパッカー&働いた経験もある、インドLOVERあきえです。
今回のインド旅で、大きなミッションの一つだったのが「SIMカード入手」。
しかしインドは年々、外国人へのSIMカード販売を厳しくしており、
「インドで外国人がSIMカードを買うことはできなくなった」
「最近、デリーの街中で買えた!」
など情報が錯綜しており、私も行ってみるまでわかりませんでした。
しかも、今回は未知の土地・チェンナイ。
結果的に、無事にSIMカードを入手できたので、その方法について解説します。
2023年10~11月までインドに行ってきました!
5年ぶりのインド。
そして、今回ははじめて南インドも旅します。
【旅の全行程】
チェンナイ
↓
コーチン
↓
コヴァーラム
↓
予定外のムンバイ
↓
ブージ(カッチ)
↓
ジョードプル
↓
プシュカル
↓
デリー
インドを南から北に縦断する壮大な旅のプランです。移動がうまくいくのか?ハラハラしながら旅をしました。
インドでSIMカードを買うメリット
まず、なぜインドでSIMカードが買いたいのか?インドでSIMカードを買うメリットは以下の通りです。
- 利用料金が安い
- 電話番号が使える(=uberなどの配車アプリが使える)
インドのモバイル通信料は、世界でも最も安い水準と言われています。eSIMを使うのも大変便利ですが、どこよりも安く使えるのがインドの現地SIMです。
今回もインドでSIMを買って納得。料金は後ほどお伝えしますね。
そして電話番号が使えるのが、意外とポイントです。
それは、uberが使えるから!
uberがあれば、インド名物の面倒な交渉をする必要もなく、さらに交渉するよりも値段が安いのです。
このような理由から、特に長期滞在の場合はインドでSIMを買うことで、快適度が格段にアップします。
SIMカードに関しては、インド旅行におすすめのSIMカード3選【2023年最新版】でも詳しく解説しています。
SIMカード入手の手順
ここから、実際に私がチェンナイでSIMカードを入手した手順です。
- 外国人は、大きいAirtelショップ以外では購入不可
- 現地の友人の住所と電話番号を2つ求められる
- うち一つの番号にワンタイムパスワードが送られて来るので、それを送り返してもらう
一つずつ解説します!
1、大きいAirtelショップ以外では、外国人は購入不可
まず、インドには小さな携帯ショップがたくさんあります。このようなショップでは、数社のキャリアを取り扱い、料金のチャージなどに対応しています。
最初はこの小さいお店に行きましたが、「アーダールカードがないと買えない」と言われてしまいました。
アーダールカード……インドの身分証明書のようなもの。
つまり、「外国人は買えない」と言われたようなものです。しかし、同時にこうも言われました。
「あそこのAirtelショップなら、パスポートで買えるよ」と。
Airtel……インドの大手通信会社の一つ。
つまり、街の至るところにある小さなお店ではインド人しか購入できませんが、大きな携帯ショップだったら外国人でもパスポートの提示で買えるとのことでした。
というわけでAirtelショップへ、GO!
2、現地の友人の住所と電話番号を2つ求められる
しかし、ことはそんなに簡単ではありませんでした。
確かにパスポートで購入できるようでしたが、Airtelショップでさらに求められたものがあります。
それが、
- インド在住の友人の住所×2
- インド在住の友人の電話番号×2
です。
大急ぎで思いつく限りの友人に連絡し、なんとか2つの連絡先をゲットし、お店の人に伝えました。
3、うち一つの番号にワンタイムパスワードが送られて来るので、それを送り返してもらう
これが最後の難関。
伝えた連絡先の一つに「ワンタイムパスワード」が送られてくるので、それを教えてもらうように、と言われたのです。
つまり、リアルタイムでやり取りできないと、手続きできません。
しかも、ワンタイムパスワードは2つ送られるとのこと。
なんてことだ……
今すぐやり取りできそうな人を考えつくし、結果、インド在住の日本人の知り合いに助けてもらい、無事にSIMをゲットできました。(本当にありがとうございます……‼)
このように、インドSIMを購入するには、高いハードルがあったのです。
ちなみに、面倒なアクティベートはお店の人がやってくれたので、購入してすぐ使えました。(以前は自分でアクティベートしましたが、30分~数時間かかります)
インドSIMの値段
では、今回私が購入したインドSIMの値段を発表します。
- 電話番号つき
- 通話し放題
- データ容量1日1.5GB
で、2か月分600ルピー(約1,000円)でした!
安くないですか?
とにかく無事にSIMカードが買えて、ショップから出て早速uberを利用しました!快適!
チェンナイでSIMカードを買うのは激ムズだった
結果的に私はチェンナイでSIMカードを入手できましたが、決して簡単なものではありませんでした。
そりゃあ観光で来た人にはほぼ不可能な条件だな、と思います。
しかも、一つのお店で外国人に販売できる1日のSIMカードの量が限られているようで、私の後に買おうと思っていた友人はダメだと言われてしまいました。
(この後、別のスタッフがこっそり販売してくれました。そこはインドですね。笑)
やはり外国人へのSIM販売は年々厳しくなっていることを感じます。
ただし、観光客の多いデリーは街中や空港で入手できます。実際、私の知り合いが最近デリーの街中でSIMを入手していました。(恐らくこんなに厳しい条件じゃない)
やっぱり南インドは観光客が少ないから、この辺はハードルが高いのかもしれません。
以上が、チェンナイでSIMカードを入手した方法です。
本当にめんどくさくて大変だったけど、SIMを入手した後の快適さと言ったら!短期滞在ならeSIMでもいいですが、長期滞在だったらやっぱり現地のSIMがあるといいですよね。
次回は、チェンナイの街の様子をお届けします!
前回の記事【インド旅行記2023①】チェンナイ空港・最初の難関
続きの記事【インド旅行記2023③】南インド・チェンナイの魅力~人とご飯編~
コメント