【インド旅行記2023⑥】トラブル発生!国内線乗り継ぎに失敗した話

【インド旅行記2023⑥】トラブル発生!国内線乗り継ぎに失敗
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インドでバックパッカー&働いた経験もある、インドLOVERあきえです。

さて、インドに慣れた私でも、いろいろとハプニングはありました。

最大のハプニングは、そう!

人生初「飛行機に乗り遅れた」ことです。

これは、かなりショックでした……しかし、気を付けていれば防げたことでもあります。

これを書くのはかなり恥ずかしいのですが、私のような人を出さないためにも恥を忍んで記事に残しておこうと思います。

↓こちらに「予定外のムンバイ」とあるのが、実は飛行機に乗り遅れたために、本来泊まる予定のなかったムンバイに泊まるはめになったからでした。

2023年10~11月までインドに行ってきました!

5年ぶりのインド。
そして、今回ははじめて南インドも旅します。

【旅の全行程】
チェンナイ

コーチン

コヴァーラム

予定外のムンバイ

ブージ(カッチ)

ジョードプル

プシュカル

デリー

インドを南から北に縦断する壮大な旅のプランです。移動がうまくいくのか?ハラハラしながら旅をしました。

今回の記事では、

  • なぜ、飛行機に乗り遅れたのか?
  • 飛行機に乗り遅れてどうやって対応したのか?
  • どうすれば防げたのか?

この辺について、お話しします!

そもそも問題のチケットだった

私が取ったフライトは以下の通りです。

トリヴァンドラム(ティルバナンタプーラム)→ムンバイ→アーメダバード

トリヴァンドラムを出発し、ムンバイを経由、アーメダバード行きのVistara航空のチケットです。

位置関係はこんな感じ。

しかし、そもそもこのチケットが問題だった。

  1. 乗り換え時間が1時間半しかない
  2. スルーバゲージ対象外

この2が問題でした。
「スルーバゲージ対象外」とは、乗り換えの空港でいったん荷物を受け取り、再度チェックイン手続きをしなければいけないということです。

国内線に限らず、国際線でもこのようなスルーバゲージできないフライトがあります。

予約時にこのことはわかっていましたが「まあ1時間半もあるし、大丈夫っしょ~」と、なぜか私はあまり気に留めずに購入してしまったのです。

ちなみに、このフライトはインドに着いてからネットで予約しました。

「日程も迫っているし、早く予約しなければ」と焦っていたのもあります。

慣れと焦りにより判断を誤ったのです。

乗り継ぎに間に合わなかった

さて、フライト当日。

トリヴァンドラム空港からのフライトは順調でした。しかし、ムンバイへの到着が30~40分遅れたのです。

もともと1時間半しかなかった乗り継ぎ時間が、この時点で約50分となります。

飛行機を降りると、スタッフの人が「アーメダバード!」と叫んでいる。

「やばい、やばい、やばい」

焦りながらスタッフに駆け寄り、自分のチケットを見せます。

「搭乗券はないの?別々のチケット?そんなバカな。もうカウンターは閉まってるよ」

「マジか……」

完全に詰みました。

おそらく、スルーバゲージのフライトだったら間に合っていたと思います。自分の搭乗券を見せて、スタッフの案内に従っていけばよかっただけですから。

しかし、私はここからまずは自分の荷物をピックアップし、チェックインカウンターにて手続きをしなければなりません。

半分諦めていたものの、半分は諦めがつきません。

まずは荷物を待っていましたが、こういうときに限って出てくるのが遅い!

やっと出てきたバックパックを持って、カウンター目指して走ります。カウンターを見つけ、並んでいる人に「ごめんね、時間がないの!」と言って先に入れてもらいました(人生初の体験)。

カウンターにて自分のフライトを見せると、「もうチェックインは終了しています。搭乗も始まっているので、無理です」と……

完全に終わった……

スタッフの女性がすまなそうな顔で「ソーリー……」と言ってくれたことだけが、唯一の救いと言うべきか……

飛行機に乗れず、やらなければいけないことは山積み

期待はしていなかったものの、Vistara航空のカウンターに行き、事情を説明しました。

「今日のフライトはもう席がない。明日以降のチケットを買い直すしかないですね」と言われる。

そりゃそうだ。もともと替えのきかない格安チケットを取っているのだから、しょうがない。

……でも、仮にフライトが遅れていなかったにしても絶対に間に合わなくない⁉と納得いかない私は、チケットを購入した旅行会社にも連絡を取りました。

ちなみに、チケットはスカイスキャナー経由の、Trip.comで購入しました。

飛行機・格安航空券・チケット予約はスカイスキャナー
飛行機・格安航空券・チケット予約はスカイスキャナー
開発元:Skyscanner
無料
posted withアプリーチ

そのため、Trip.comにメールを入れます。(Trip.comは日本語対応あり)

もうフライト自体はどうしようもないので、せめて返金されないか……と淡い期待を込めて。

さて、返金うんぬんはさておき。さあ、これからどうしよう。

ひとまず空港内のベンチに腰をおろし、途方に暮れました。

ムンバイ空港
スタイリッシュなデザインのムンバイ空港

すると、隣に座っていたインド人女子が、ただならぬ雰囲気で泣きながら電話をしていました。

「ああ、この子も飛行機に乗れなかったのかな。そりゃ、泣きたくなるよね。わかるよ」と心の中で語りかける私。

私も余裕がなかったので、実際に話しかけることはできませんでしたが、「私だけじゃないんだ」と勝手に仲間意識を持ち、少しだけ冷静になりました。

事前に予約してあったホテルや列車のキャンセル、さらにここからの移動手段の確保などやらなければいけないことが山ほどあります。

この時点で、午後4時頃。徐々に日が暮れてきました。

頭はフル回転。あらゆる方法を考え、飛行機や列車、ホテルなど、その場で調べまくりました。

もともと、

10/30 ムンバイ→アーメダバード(飛行機)
10/30 アーメダバード泊(ホテル予約済み)
10/31 アーメダバード→ブージ(列車予約済み)

の予定でした。

しかし、調べる中で今日中に移動するのは難しそうなことがわかったので、アーメダバードのホテルとブージ行きの列車はキャンセルしなければなりません。

整理すると、私がやらなければいけないことは以下の通りでした。

  1. 今日中にムンバイから移動できないので、ムンバイのホテルを確保する
  2. アーメダバードのホテルをキャンセルする
  3. アーメダバード→ブージの列車をキャンセルする
  4. ムンバイからアーメダバードおよびブージへの移動を確保する

さあ、やることは山積みです。

フライトに乗り遅れたショックからまだ完全に立ち直れていないのに、これだけのことをしなければならないことに若干絶望しながら、冷静ではない頭で必死に考えました。

移動手段を考える

まず考えたのが「ムンバイからブージまでの移動手段を確保する」ことでした。どうやって移動するかが確定しなければ、他の手続きはできないからです。

飛行機や列車など、ネットで検索したり、地球の歩き方も見たりしながら、どんな経路があるか考えます。

そこで思いついたのが「列車でムンバイから直接ブージに行けばいいじゃん!」ってことでした。

検索してみたら、ムンバイからブージに行く夜行列車があったのです。移動時間は約15時間。

これならアーメダバードに泊まる必要はなく、列車を一つ予約するだけでよくなります。(もともとアーメダバードに用はなかったため)

というわけでさっそく列車予約!空港にいながら、その場でポチポチ手続きします。

これもすべては、

  • インドの現地SIMがあり、いつでもインターネットが使える環境にあったこと
  • アプリ「ixgo」が使えるおかげで、ネット環境さえあればすぐにチケット手配ができたこと

が幸いしたなと思います。

SIMカードとインド鉄道関係については、過去の記事もご参考にしてください。

あわせて読みたい【インド旅行記2023②】チェンナイでSIMカードを入手するのは激ムズだった件

あわせて読みたいインド鉄道予約・オンラインでチケットを取る方法【2024年完全版】

この2つがなかったら、私はどうなっていたのだろう……!と、ゾッとします。

あってよかった ネット環境と ixgo(字余り)

突然の俳句、失礼しました。

さて、移動手段が確保できたので列車とホテルはキャンセルし、あとはムンバイのホテルを予約するだけ。

ちなみに、列車は後でキャンセル料が戻ってきました!(全額ではありませんが)

飛行機乗り継ぎに失敗しないためのポイント

ここで、私のように乗り継ぎに失敗しないためのポイントをまとめます。

  • 乗り継ぎの時間はしっかり確保しておく
  • スルーバゲージではないチケットを買わない
  • スルーバゲージ対象外の場合は、さらに乗り継ぎ時間には余裕を持って(最低2時間はあるといいかも)
  • 「インドの国内線は遅れるもの」だと思っておく

「スルーバゲージ対象外のチケット」というのがいかにリスクが高いかということを、今回は身をもって経験しました。

LCCや格安チケットだと、こういうフライトははよくあるんですよね……

今までも利用したことはありましたが、運がよかったのもあるな……と思いました。

ちなみに、Trip.comと交渉した結果、チケット代の返金はかなわなかったものの「税金分だけ返金します」ということで、1,000円ちょっとだけ返ってきました。

航空会社は「最低乗り継ぎ時間は40分」と定めているようで、そのため返金には応じないという理由でした。

……40分……だと?

そんなん絶対不可能やんけー!

と怒り心頭でしたが、もうこちらが何を言っても仕方ありません。今回の件はしっかり教訓として、今後に活かしていきたいと思います。

ちなみに、この後泊まったムンバイのホテルでもトラブルが発生しました……

こちらも教訓として、同じ目に遭う人がいないように、さらしていきたいと思います!

次回は、ムンバイのホテルでのハプニングをお届けします!

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前回の記事【インド旅行記2023⑤】インド鉄道の乗り方・完全ガイド!

続きの記事【インド旅行記2023⑦】ムンバイのホテル予約で大失敗!

あわせて読みたいインドにお金、どうやって持っていく?上手なやりくり方法教えます

あきえ

2013年にはじめてインドに渡り、半年間のバックパッカー旅中に現地で仕事を見つけ、ニューデリーに移住、2年間滞在。帰国後もインドのボリウッドダンスや刺繍を学び、インドの文化に魅了され続けています。現在はライター・ダンサーとしてインドに関する情報を発信中。

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