インドでバックパッカー&働いた経験もある、インドLOVERあきえです。
インド滞在経験者の私が声を大にしておすすめしたいのが、インドの屋台飯(ストリートフード)です。
え、屋台なんかで食べて大丈夫?
お腹壊さないの?
と思う人も多いでしょう。
ツアー旅行でインドに行く際も、「屋台のご飯は食べないように」と注意されることもあるかと思います。
それも事実ですが、必ずしもお腹を壊すわけではありません。
そして「インドに行って、こんなにおいしい屋台飯を体験しないなんて、もったいない……!」と、私は心から思うのです。
そのため、この記事では屋台飯を食べる際に注意するポイントや食べられる場所、その種類などについてお伝えしていきます!
屋台飯の値段と魅力
屋台飯は種類や場所にもよりますが、約10~200ルピー(約17~342円)で食べられます。
価格も安く、ボリュームもあるので、貧乏バックパッカーや留学生にとっても強い味方です。
そして、おいしいのは何より、まだ日本では味わえない、本当に現地に行ってしか食べられないものがたくさんあるということも魅力の一つ。
インド料理のブームによって、日本でも本格的なインド料理が食べられるお店は増えてきましたが、やはり屋台飯はまだまだ現地でしか食べられないものが多いです。
だからこそ、インドを訪れる人にはぜひ味わっていただきたいのです。
屋台飯を食べるときの注意点
注意するポイントはざっくり言うと、「生水を飲まない」ことと「火の通った料理を選ぶ」こと。
ただし、たとえ衛生的な食事を口にしても、日本人は普段食べ慣れていないスパイスや辛い料理でお腹を壊すこともあります。そのため「不衛生だからお腹を壊す」とも言い切れません。
これらを踏まえた上で、屋台飯を食べる際に注意したいポイントを以下に挙げてみました。
・屋台にあるお水は飲まない(常にミネラルウォーターを持ち歩く)
・氷が入ったジュースや飲み物を飲まない
・作り置きの屋台料理は食べない(加熱してすぐの屋台料理を選ぶ)
・なるべく辛くない料理を聞いてオーダーする(または「ノーチリ」と言ってみよう)
偉そうに書いていますが、私は初インドでがっつり下痢になりました。しかも、屋台飯は食べないように、なるべくきれいなレストランを選んでいたにもかかわらずです。
どれだけ気を付けていても、お腹を壊すときは壊すのです……
でも、そのあとはすっかり耐性がついたのか、どんな屋台でご飯を食べても平気でした。「インドでお腹を壊すのは通過儀礼」くらいに思っておいた方がいいかもしれませんね。
屋台飯が食べられる場所
路上
これぞ屋台。路上に小さなブース(?)を出して、販売しているザ・屋台スタイルです。このスタイルは立ち食いが基本です。
インドでは、このような屋台は至るところにあるので、屋台飯を見つけるのに苦労はしませんよ。
小さな固定店舗
これもよくあるスタイルです。マーケットや鉄道の駅などで見られます。
インドの屋台飯を紹介する有名YouTube「今日ヤバイ奴に会った」の動画を見ていただくとイメージが湧くと思います。
レストラン
デリーのような都市部では、屋台飯を種類豊富に取り揃えたきれいなレストランも見かけました(フードコードみたいなイメージ)。
数はあまり多くありませんが、どうしても屋台に抵抗がある、衛生上の心配があるという人は、このようなレストランスタイルを探してみてもいいかもしれませんね。
おすすめ屋台飯6選!
私が大好きなものばかりを6つ厳選しました!価格もわかる限りで記載しておきますね。
ゴルガッパ(パニプリ)
ゴルガッパまたはパニプリと呼ばれるこちら。5~8個セット・10~30ルピー(約17~51円)で売られています。
小麦粉で作られたサクサクの生地の中に、マサラで味付けしたじゃがいもやひよこ豆が入っています。そこに、赤くて甘いソース、緑色の酸っぱ辛い液体を入れて、一つずつわんこそばのように提供されます。
私はこれが大好きです!甘い・辛い・酸っぱいが一度に味わえる食べ物って日本にあるでしょうか?この味のコンビネーションに、最初はびっくりしましたが、慣れてくるとクセになってハマる!
ただし、緑の液体は火が通っていない&どんな水を使っているのかわからないので、その点は注意が必要です。
チョーレー・バトゥーレ
ひよこ豆のカレーに、バトゥーレーという大きな揚げパンを添えた料理です。
熱々の揚げたてバトゥーレーとひよこ豆のカレーのコンビネーションがたまりません。しかも、こちらは北インドでは朝食の定番。レストランで見かけることも多い料理です。
「北インドと南インド料理の違いは?それぞれのおすすめも紹介します」で紹介した「プーリー」と同じような位置づけですね。朝から、揚げ物って本当にすごいですよね。
アルーティッキ
じゃがいもと野菜のコロッケのようなものに、インドならではの赤や緑などのいろいろなソースをかけて食べます。一つ30ルピー(約51円)くらいだったかな?
写真のようにサモサと一緒に調理されていることも多いです。こちらはじゃがいもなので、一つでけっこうお腹にたまります。
モモ
モモはチベット・ネパール料理です。インドにはチベット系難民も多く暮らしており、チベット料理店もあります。中でも、こちらのモモは屋台飯としても定着しているのです。
モモとは蒸し餃子のような感じで、中身は野菜・チキン・パニール(チーズの一種)などバリエーションもあります。
ここはデリーに住んでいたときに、よく行っていたモモ屋さん。チキンとパニールが50ルピー(約85円)、ベジが40ルピー(約68円)と書いてありますね。
チベット・ネパール料理なので、他の食べ物と違って日本人に馴染みのあるものだと思いますよ。
さつまいも
こちらは料理名がわからないのですが、さつまいもです!(笑)一皿30ルピーくらい(約51円)。
デリーでは冬になると登場するおやつで、写真のようにさつまいもがきれいに積まれているので、すぐにわかります。
さつまいもに数種類のマサラ・塩・ライムを絞って、サッと混ぜたら出来上がり。
こちらは個人的に、インド人のマサラ使いに感動した一品でもあります。「ただのさつまいもが、マサラによってこんなにおいしくなるのか……!」と衝撃を受けました。
日本人も好きな味だと思うので、冬に北インドへ行く人にはぜひ味わってみてほしいですね。
ポハ
ポハとは、炊いたご飯を平たくして乾燥させたお米のこと。このポハを水で戻し、写真のようにトマトやたまねぎ、ナッツなどの具材とともにスパイスで味付けして調理します。朝食メニューでもあります。
米を一度乾燥させているので、とても軽い腹心地。さっぱりしているので朝にぴったりです。屋台だけではなくレストランで提供していることもありますよ。
(番外編)フレッシュジュース
こちらはジュースなので、番外編。
インドではその場でフルーツを絞った、生絞りジュース屋さんがたくさんあります。
こんな感じで、フルーツをぎっしり並べているところが多いので、すぐにフレッシュジュース屋さんだとわかります。
100%の生絞りジュースが、なんと10~100ルピー(約17~171円)でいただけるのです!日本だとフレッシュジュースは高価なので、こんなに安く飲めることに歓喜しながら飲みまくっていました。
フルーツのみで、水は使用していないため、比較的安全ではないかと思います。
ザクロをその場でもいで、ジュースを作ってくれます。しかも、たったの100ルピーでした……!贅沢……!
おいしすぎるインドの屋台飯
ここで紹介した以外にもあげきれないほどインドの屋台飯は種類が豊富です。
もちろんお腹を壊す危険性もあるので、手放しでおすすめはできませんが、旅程にゆとりのある人や長期滞在する人は、ぜひ試してみてください。きれいなレストランで食べられるメニューもあるので、そちらもいいですね。
ちなみに、日本でインドの屋台飯が食べられる超貴重なお店が東京・西葛西にあります。この記事で紹介した一部が、このお店で食べられるので、ぜひ行ってみてください。
奥深いインド料理の世界。
今後もいろいろと紹介していきます!
※記事中の為替レートは、2023年6月現在のものです。
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