インドでバックパッカー&働いた経験もある、インドLOVERあきえです。
今やスマホが手放せない時代になりました。
スマホとネット環境があれば、
- 地図アプリが使えるから迷わない
- 次の行き先についても調べられる
- Uberなど配車アプリが使えて移動が楽
など、多くのメリットがあります。
インドではホテルや街中にあるフリーWi-Fiも使えますが、使える場所が限られていたり、Wi-Fiを使う際に現地の電話番号を求められて結局使えなかったりすることもあります。
それに、移動中もネット環境があるとなにかと便利ですよね。
今回は、インドで快適にスマホを使うための方法を解説します。
それでは、解説していきます!
インドでポケットWi-Fiはおすすめしない
海外でスマホを使う方法として有名なのは、ポケットWi-Fiではないでしょうか。
しかし、私はポケットWi-Fiはおすすめしません。(キッパリ)
(CMでも「イ〇トのWi-Fi♪」ってよく見るけど……)
ポケットWi-Fiをおすすめしない理由はいくつかあります。
1、料金が高い
一番の理由はこれ。ポケットWi-Fiはとにかく高い。
会社やプランにもよりますが、1日600~1,000円くらいはしますよね。
2、荷物になる
特に、荷物を最小限に減らしたい、身軽に行動したいバックパッカーにとっては、いくら小さいとはいえ邪魔かも……と思ってしまいます。
3、紛失・盗難のリスクがある
ポケットWi-Fiは、紛失・盗難のリスクがあります。これが一番怖いかな。
ただし、ポケットWi-Fiは家族や友だち同士など、複数人で使う場合はよいと思います。人数が多ければ、SIMより安くなるかも?
インドおすすめSIMカード3選
ポケットWi-Fiは使わない派の私がおすすめするのは、ずばりSIMカード(またはeSIM)です!
ポケットWi-Fiとは違い、安い・荷物にならない・紛失のリスクがない(eSIMの場合)ので、インドではSIMカード一択です。
ただ、SIMカードにも種類がたくさんあります。
そこで、以下の3つをピックアップしました。
TRAVeSIM(トラベシム) | airalo | 現地SIM | |
---|---|---|---|
現物SIM | なし(eSIM) | なし(eSIM) | あり |
最安プラン | 6GB 1,980円 | 1GB 4.5ドル | キャリアによる |
日本で準備 | 〇 | 〇 | × |
日本語対応 | 〇 | × | × |
電話番号 | × | × | 〇 |
この3つについて、詳しく解説していきます!
eSIMとは
その前に、そもそもeSIMってなに?ということを説明します。
eSIMは業界標準のデジタルSIM です。物理的なSIMを使わなくても、通信事業者 (キャリア) のモバイル通信プランをアクティベートすることができます。
引用:apple
私たちは、通常SIMカードが挿入された状態でスマホを使っています。eSIMとは、物理的なSIMカードの抜き差し不要で、キャリアのデータを読み込むだけで使えるものです。
SIMカードを抜き差しする必要がないため、SIMカードを紛失するリスクがなくなるのが大きなメリットです。
ここからは便宜上、eSIMは「eSIM」、スマホに挿入する必要のあるSIMカードを「現物SIM」と呼ぶこととします。
1、TRAVeSIM(トラベシム)(eSIM)
まずは、eSIMの「TRAVeSIM(トラベシム)」についての詳細です。
プラン
ASIAプラン | GLOBALプラン |
---|---|
6GB | 6GB |
8日間 | 15日間 |
30の国と地域 | 140の国と地域 |
1,980円 | 3,980円 |
メリット
TRAVeSIM(トラベシム)は日本の会社なので、24時間対応の日本語サービスがあります。
「はじめてeSIMを使うから不安」
「絶対にネット環境がないとダメ」
という人にとって、なにかトラブルがあっても日本語でサポートしてくれるのは安心ですよね。
また、サイトも非常にわかりやすく、はじめてeSIMを使う人におすすめです。
デメリット
ご覧の通り、TRAVeSIM(トラベシム)には2種類のプランしかありません。個人的には、もっと多くのプランから選択できた方がいいなぁと思います。
ただ、現在プランを追加することも検討中のようなので、今後に期待です。
2、airalo(eSIM)
次に、eSIMの「airalo」についての詳細です。
プラン
1GB | 7日間 | 4.5ドル |
2GB | 15日間 | 8ドル |
3GB | 30日間 | 10.50ドル |
5GB | 30日間 | 15ドル |
10GB | 30日間 | 25ドル |
20GB | 30日間 | 40ドル |
メリット
airaloは、豊富なプランと価格の安さが魅力です。
200以上の国と地域をカバーしており、インドだけで使えるSIM以外にも、「アジア14か国」「ヨーロッパ39か国」など豊富なプランを取り揃えているので、旅のスタイルによって選択可能です。
デメリット
海外の会社が提供しているサービスなので、日本語のサポートはありません。
24時間対応はしているものの、英語なので、言語に自信のない人にはやや不安かもしれません。
とはいえ、やはりプランの豊富さと安さから、私は今回airaloを購入しました!
紹介コード利用で割引があるので、よかったら使ってくださいね♪
上記2つのTRAVeSIM(トラベシム)とairaloに共通しているところは、
- 日本で事前準備が可能
- 電話番号はつかない
ことです。
日本で事前に準備できるので、インドについた瞬間からネット環境にアクセスできます。
3、現地SIM(現物SIM)
次に、インド現地で購入する現物SIMカードです。
インドにある主要な携帯キャリアがこちら。
メリット① 料金が安い
インドのモバイル通信料は、世界でも最も安い水準と言われています。
プランはキャリアによってさまざまですが、確実に一番安い方法なのは言うまでもありません。
メリット② 電話番号がついている
そして、意外と重要なのが電話番号!
インドではWi-Fi利用時に、電話番号の入力を求められパスワードがメッセージで送られてくることがあります。
それで、「結局Wi-Fi使えないやんけー!」となったことが何度もありました。
そして、UberやOla cabsといったタクシー配車アプリがかなり浸透してきて、便利になっているインド。配車アプリは、現地の電話番号がないと使用できません。
デメリット① アクティベートまで時間がかかる
インドのSIMカードは、空港や街中の携帯ショップで購入できますが、アクティベートするまでに30分~数時間かかります。
そのため、たとえばデリーの空港でSIMカードを買ったとしても、「空港から街中まで移動するためにアプリでUberを呼ぶ」という使い方はできないので、注意が必要です。
そして、私が前回アクティベートしたときは、電話でやり取りしなければなりませんでした。現在は異なるかもしれませんが、言語に不安のある人には難しいかもしれません。
デメリット② 外国人は購入できない?
そして、これが現地SIMカードを入手する最大のハードルでしょう。
インドでは年々、外国人がSIMカードを購入するのが難しくなってきています。
「外国人は買えなくなった」
「街中の携帯ショップで買えたよ」
など、いろいろな情報が錯綜しており、なにが本当かわかりません。
空港で購入できれば一番よいのですが、インドすべての空港に携帯ショップがあるわけではありません。
現地SIMを入手するためにお店を探し、時間をかけて使えるようにするまでの手間もかかります。
そのため、現地SIMは時間に余裕のある人でないと難しい側面もあります。
(番外編)SIMロックが解除してあるか確認しておこう!
今回、紹介したインドでSIMを使う方法は、SIMフリーのスマホであることが前提条件です。
私は、約2年前に購入したiPhoneを使っています。「私のことだからSIMフリーのスマホを買っているに違いない」と思い込んでいたのですが、他のことを調べているときに「SIMロックがかかっていた」ことに気づいたのです……!
幸い、すぐに手続きしてSIMロックを解除できましたが、もし気づかなかったら……と思うと背筋が凍えます。
私のようにならないよう、ご自身のスマホがSIMフリーの状態であるかどうかを確認することをおすすめします。
2021年10月1日に、総務省がSIMロックがかかった状態で販売することを原則禁止にしました。しかし、一定の基準を満たせばSIMロックがかかった状態で販売できることになっているので、確認が必要です。
参考:総務省「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」
SIMロックの確認方法(iPhoneの場合)
SIMロックがかかっているかどうか、以下の手順で確認できます。
設定から「一般」をタップ。
一般から「情報」をタップ。
下にスクロールしていき、「SIMロック」の項目が「SIMロックあり」になっていると、ロックがかかっているので解除が必要です。
SIMロックの解除方法
SIMロックを解除するには、通信会社(ドコモ・au・ソフトバンクなど)のマイページにログインすることで手続きできます。
私はauなのですがマイページにログインし、手続きしてみたところ、無料&一瞬で終わりました。
SIMロックがかかっているかどうか、インドに行く前に、必ず確認してくださいね!
インドのSIMカードは旅のスタイルで選ぼう
インドのSIMについて解説しましたが、結論は
- 短期滞在ならeSIM
- 長期滞在なら現地SIM
が、よいと思います。
短期滞在だったら、手間をかけず、インドに着いた瞬間からサクッと使えるeSIMが便利でしょう。
長期滞在となると、現地SIMを入手するのはハードルがあるものの、現地の電話番号があった方がなにかと便利ですし、料金も安く抑えられます。
今回、私は約1か月半の滞在なので、現地でSIMを入手したいと思っています。
その様子も、またレポートしますね!
チェンナイでSIMカードを入手したときのことを書きました!現地SIMが気になる方はこちらをご覧ください。(2023年12月15日追記)
ただ、現地で入手できなかったときのことを考えて、保険としてairaloを購入しました。ギガが足りなくなっても、ネット環境があれば追加購入もできるので、便利ですね。
10年前は、フリーWi-Fiが使えるところを探し回って旅をしていましたが、今は世界中どこにいても快適にネット環境が整っている時代になりました。感激……!
旅のスタイルに合わせて、SIMを選んでみてくださいね。
コメント
現在インドに居ますが、現地の番号がなくてもウーバー使えます。
更に現地SIMですが、普通に外国人買えます。
情報ありがとうございます!
現地の番号なくてもウーバー使えるのですか!私がいたときは使えなかったのですが、なんでだったんでしょう……?
現地SIMはどこの都市で購入しましたか?
都市によって違うみたいで、チェンナイでは全然買えませんでした(泣)